車椅子のアイドルが国を訴えました。
仮面女子・猪狩ともかさん(29):「看板の下敷きになったことにより、脊髄(せきずい)を損傷し、車椅子生活となりました。今回、その看板の責任者である国を提訴しました」
国を提訴したことを報告したのはアイドルグループ「仮面女子」のメンバー・猪狩ともかさんです。
猪狩さんは2018年4月、東京都文京区の歩道で強風の影響で倒れてきた看板の下敷きとなり、脊髄を損傷。両足にまひが残り、車椅子での生活となりました。
仮面女子・猪狩ともかさん:「これは看板が長年管理されず、根本が腐っていたことが原因で起こってしまった事故です」
倒れた看板は国の史跡である「湯島聖堂」の敷地内に設置されていたものでした。
訴状によりますと、猪狩さん側は「看板の管理を財団法人に委ねていたとしても国による管理の瑕疵(かし)は否定できず、損害賠償の責任を負う」と主張し、国に計1000万円の損害賠償を求めています。
仮面女子・猪狩ともかさん:「今回、私が声を上げることで今後、公の建物や看板の管理が行き届き、私のように突然の事故で命や体の自由を奪われる人がいなくなるようにと思い、提訴しました」
湯島聖堂を所管する文化庁は「コメントは差し控える」としています。
[テレ朝news] news.tv-asahi.co.jp
この記事へのコメントはありません。