三重県の南伊勢病院の巨額横領事件で17日、元職員の男が逮捕されました。男は町に対して「アイドルのグッズを買った」などと説明していました。
事件が明らかにされたのは、約2カ月月前…
「職員から1億5千万円余りを着服した、それは複数年にまたぐものであると告白があったため、現在弁護士の指導の下、職員による横領も視野に入れ、あらゆる可能性を想定して内部調査を進めています」(南伊勢町 上村久仁町長 6月)
町は会見で、職員が1憶5000万円あまりを着服したとして、警察に刑事告訴をすることを明かしたのです。
そして、8月17日…
「逮捕された男は町立南伊勢病院で専門的な知識を生かして会計業務を行っていて、勤務態度もごく普通だったといいます」(記者)
業務上横領の疑いで逮捕されたのは、南伊勢町の無職、廣出翔容疑者(38)です。
警察によりますと、廣出容疑者は今年3月から5月にかけて、町立南伊勢病院の会計担当だった際に、管理する病院の口座から複数回、現金を引き出し、あわせて740万円を横領した疑いがもたれています。
「アイドルと会ったときのいろいろなグッズを購入した」
警察の調べに対し、廣出容疑者は「自分で使うために出金しました」と容疑を認めてています。
逮捕前、引き出した金について、廣出容疑者は町の調査に、こう説明していたといいます。
「(廣出容疑者)からはインターネットゲームへの課金とアイドルと会ったときのいろいろなグッズを購入したり、その経費に使ったと本人からは聞き取っています」(南伊勢町 広田真理子副町長 6月)
町は8月1日に公表した内部調査の結果で、2017年4月ごろから今年の6月ごろまでの間に約1億6790万円の被害が確認されたと発表していて、警察は余罪についても詳しく調べています。
(8月17日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
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